« 2008年11月 | トップページ | 2009年3月 »

2009.01.06

柏レイソルが向かう方向性とは

前回の記事をアップロードした後に、改めてその前の記事を見てみたら、「不調の時にしなければいけないこと」というタイトルの記事内で基礎技術に関して既に書いていた事を発見した。
情けない話だが、自分の記事を見て「だよな~」とか言ってる始末。
書きかけ、だけどな・・・

プレスやポゼッションというチーム指向があるけれど、柏レイソルはどっちか?
恐らくプレスサッカーのほうだろう。
以前にそんな事をどこかの媒体で読んだ気がするし、チームを見る限りはきっとそう。
ただ思うのは、プレスサッカーを目指す=ポゼッション度外視、という方程式になるのか。
乱暴な言い方だと思うけど、プレスは守備であり、ポゼッションは攻撃の方法論でしかないのでは。
ガンバとこの前対戦する時に、オレの脳内では「プレス対ポゼッション」の対決という図式があったのだが、東急東横線に揺られてる時、ふと、これって当たり前のことだよな、と。
別に柏だってポゼッション的な形を取るし、ガンバだってプレスは掛ける。
お互いに長けている部分をカードとして出したら、プレスとポゼッション、ということだけだったのかもしれない。
しかしポゼッションとプレスはどのチームも当たり前にやってる。
ドン引きに引いてるチームだって、引きすぎてゴールより後ろに引くことは無く、ある一定のラインを超えてきたらプレスを掛ける。

なんか、今更な事を今更言ってる気がするけど、自分脳内整理用で続けよう。

柏の方向性は前線からのプレスとショートカウンターが軸、だったと思う。
目指したかどうかは知らないが結果的にそういう戦術が確立されていたし、そういった形での得点が多かったはず。
では、他の形の戦術というのはどうだったろう。
フランサに預けて、裏への飛び出し、というのが浮んだがそれ以外は特に思い当たらなかった。
後ろからのビルドアップという選択肢が無いのは、つまり、放り込みサッカーをされた時のオフェンスに移った後に手詰まりを起こすのではないか。
マリノス戦を思い出した。
FWがプレスをかけていくと、放り込まれてそのセカンドボール辺りを山瀬に拾われ、そこで何とか取っても相手はしっかり引いてるし人数も揃っているので、手をこまねいている間にミスパスで相手ボール。こんな光景を何度も見たな、と。

柏に足りないのはポゼッションサッカー、ガンバのような形を目指せばきっと強くなれる、というのは間違ってはいないと思うけど、それが全てでは無い気がする。
前線からのプレスは悪くない、ただ、一人、二人とプレスを掛けた後の次の苦し紛れ(もしくは限定された方向)のパスをカットするという形が足りていない。
山根が上手いのは、そこだ。
展開力やフィジカルで弱い部分があるかもしれないが、山根の上記にある三手目の出所を読んで取りに行く能力、決して山勘ではない、その洞察力は凄い。トリカゴとかやったらチーム1の実力者だろう。
今後も前線からのプレスを続けるのであれば、山根が有している洞察力にも似たものを三手目に該当するプレーヤ(DFとボランチ)が備えなければ、ガンバ並みのチームには勝ち難く、上位は望めない。

勿論相手は中盤を省略し、前線のポストプレーヤに当ててくる選択肢をプレスを避ける上では取ってくるだろう。
そうすると、必然的に前線からのプレスで奪取しそこからショートカウンターという図式は取れなくなる。
そうなると今度はポゼッションサッカーが俄然必要となってくる。
今後の柏の課題はここだろう。
後ろから組み立てつつ、シュートを打てる、ゴールを狙えるところまで持っていくにはパス(キック)精度とポジショニングが要求される。
バランスが崩れていない相手を崩す事が必要なのだから、要求されるレベルは自ずと高くなる。
相手は引いていても、ある一線を越えたところで取りに来る、その時、相手が目前に迫っても落ち着いてパスが出せるテクニックと視野、味方のフォローの動き、パスを出した後の動き。体力だけでなく、チームとしての動きが要求されてくる。

正直に言うと、柏の前線からのプレスでボールを失う所は正直J2クラスとも言えるし、相手のミス頼みとも言える。
計算と読みで獲りにいくプレスというレベルまで昇華させないと、胸を張って「プレスが身上のチームです」とは言えないはず。
闇雲に個々に追いかけて絵的に映えることでTV解説者あたりが「いやぁ、柏のプレスは凄いですねぇ!」と感嘆するようなプレスで良いはずがない。
より高いレベルでのプレスが可能になってほしい。
そうなって初めて相手は放り込みを選択してくるだろうから、今度はそこからガンバが標榜するようなポゼッションという課題に取り組むことになるのでは。

当然、柏の選手の質、というのも関係してくる。
そういうのは出来ないから、と判断してプレスだけを極めてポゼッションを放棄し、残留だけを目標にするチーム作り、それは否定しない。
チーム事情もあるし、時代によって選手が足る足りないというのはあるのだから。
しかし今後、柏がもしリーグ上位チームを目指すならば、出来つつあるプレスの完成形を目指し、同時に後方からのビルドアップに始まる崩しを体現する練習をしなければいけないし、出来なければ賞金圏内は厳しい。

昨今の御時勢を鑑みたのか、日立からの助成金が減額された。
良い選手、良い監督を雇うにはそれなりにサラリーが必要。
良い選手、良い監督がいれば良いサッカーを実現できる可能性は高くなるわけで、そうじゃないと良いサッカーは出来ないわけじゃない。
しかし、少なからず減額が意味するのは、コストを掛けず現状選手を鍛え上げて何とかする、という状況。
オレが考える今後の道筋はこれまでの通りで、形にするにはあと3年は必要なのかな、と妄想してる。
株式会社柏レイソルは今後、どういった形をイメージし、どのように進んでいくのか。
非常に興味深い。

せっかく道筋は見えてきたのだから、J1リーグに在籍して程よく生き残っていれば良し、みたいなのは勿体ないよね。
以上、妄想妄言勘違いを書き連ねてみました。本当にありg(ry

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.01.04

1日の国立は寒かった

正月も三が日を過ぎ、そろそろ仕事の事が頭にちらつき始める今日この頃。
土曜日の深夜、時間的には既に日曜日だけど、こんな夜長には少し前のこと、1日のことを思い出してみよう。
1日、柏レイソルが天皇杯決勝に出ていたあの日だ。

1日の朝はいつもと同じだった。
元旦だろうが、何だろうが、朝はいつだって同じだ。
ただ今年の1月1日はカレンダーに「サッカー 国立14:00」と書き込んであったのが違い。
寒そうだからマフラーと手袋を装備して向かった。
案の定寒かった。
試合が始まって、数十分もしない内に足が震え始めた。
試合内容は寒さでよく覚えてない。
というのは冗談で、ちゃんと覚えてる。
レイソルがまだ優勝をするに値するチームではなかったということを。

優勝するのに条件が必要なのか、ということではない。
なんて言うんだろ・・・。
実力と運、どちらもあの日のガンバに勝っているものは無かった。
でも、ガンバと試合をしたら必ず負けるのか、というとそんな事は無いはずで。
勝率の問題だと思う。
ガンバは10回やったら8回勝てるサッカーをしていた、とでも言えばいいのだろうか。
丁寧でコンパクトに、しっかりとした基礎に基づいたサッカー。
見た目には地味かもしれないが、どこか詰め将棋にも似た、詰めていく作業が繰り返し行われていた。
プレスをかけてきた相手の伸ばした足の10cm先を通していくパス。プレスをかけた人のスペースを有効活用。その繰り返し。
勿論全ての選手がそうだったわけではない。
DFの山口、加地、遠藤、橋本、ルーカス、これら選手が軸になってパスを繋いでいた。他の選手は彼らに預けるセーフティ気味のパスだった。
後ろ、中、前にそれぞれ基点があるからこそのサッカーだった。
柏レイソルの全選手はポジショニングと基礎技術の大切さが身に染みた試合だったと思う。

かといって、格段の違いがあったかというと、ゲーム的に見ればそんなに無かった。
柏がビッグチャンスのどれか一つでも決めていたら、話は全然違ってた。
勝負なんていつもそんなものだと思う。
特にカップ戦だったら特に。
しかし今後のことを考えると、いかに安定して勝ち点を稼げるチームへの進化、ということで。
しぶとく勝てるチームが結果的に上位に名前を連ねる。
ハマれば強い、というのは裏を返せば、ハマらなければ弱い、だ。
ハマる試合なんてあんまり無い。
そこでしぶとさが求められる。
ベストなのは、よう分からんが勝っているチーム。

柏は3年かけて石崎監督の意思を土台にして作りあげたチームとして1日の決勝に出た。
石崎監督の築き上げたものは何だったのか?
オレはそこまでしっかり見てきていないので何か言えるわけでもないが、敢えて言うと「結束」じゃないかと思う。
結束。
チームへの忠誠、試合に出る事の責任。
基本的なプロの姿勢、という点が最も大きかったんじゃないかなと。
んで、今の柏の足りないところは、
サッカーインテリジェンス
基礎技術
は明確だと思う。
走りきる体力も足りてない。仮にリーグ戦以外で決勝とかにまで駒を進めると試合数が増加し、リーグ戦を乗り切る体力だけじゃ足りない。
この三年、土台となる意識が醸成された。
その結果、1日、土台の上に更に上積みをしなければいけないものが見えてきた。
新しい始まり、柏にとっては正しく元旦の幕開けに相応しい敗戦だった。
先はまだ長い。
良い一年になりますように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年11月 | トップページ | 2009年3月 »